キャパシタ制御の特許

このままこのサイトを使い続けていて良いのか分かりませんが、どうも全機能が問題なく使える状態のようです。

ちなみに、このページのタイトルで言うところのキャパシタとは、日本で言うコンデンサではなくて、電気二重層キャパシタ等を始めとするエネルギー密度がバカでかいキャパシタのことです。

重量密度で言うと、量産品で30Wh/kgオーバーの化け物も登場しています。これは、もはや二次電池の領域です。二次電池としてはエネルギー密度が小さい鉛蓄電池は公称で40Wh/kg位のヤツもありますが、鉛蓄電池の場合はディープサイクルでも放電深度は80%を下回るでしょう。繰り返し回数を求めるならDOD60%とか。

そうすると40Wh/kgをうたっていても、実質は24wh/kgな訳です。DOD60%でもサイクル階数は1000回程度でしょう。

一方、キャパシタは上手く直並列切替してやれば100%近いDODが実現可能です。そしてサイクル階数は100万回レベルです。10年以上前からラボレベルでは100Wh/kg以上のキャパシタも出来上がっています。いずれそういうのが量産されることを期待しつつ、現状で求め得るセルは20Wh/kg~40Wh/kgあたりになります。

100万回充放電可能で、100%近いDODなら実質40Wh/kg。ある意味これならエネルギー密度的には鉛蓄電池はおろか、ニッケル水素電池の範疇となります。40Wh/kgで100万回。工夫された直並列切替技術とセルバランシング技術が伴えば、今、この瞬間から二次電池では到達できない面白サービス(電力供給)が可能になります。